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【山形県】平成28年度公立高校入試問題の分析と対策<数学>

平成28年度、山形県立高校の入試問題<数学>を紹介します。

出題の傾向と分析、今後の対策をまとめています。

入試対策の参考になれば幸いです。

平成28年度入試問題の構成と特色

 
過去10年と同様、大問4題の構成は変わりませんでしたが、大問ごとに出題傾向や出題形式に若干の変化が見られました。出題単元は右の表の通り全領域からバランスよく出題されています。全般的に基本重視の問題構成でありながら、複数の学習単元を関連付けた問題の増加傾向は昨年に引き続きみられました。

大問ごとの特徴

第1問

例年と大きな変化は見られず、難易度も例年通りでした。円の性質を利用する作図の問題は難しいと感じたはずです。

第2問

問題構成に大きな変化は見られませんでした。1の関数では、2年連続で反比例・一次関数・2乗に比例する関数の総合問題からの出題でした。2の空間図形では、投影図の完成や長さが与えられていない立体の体積を求める問題が新出しました。長さを文字でおき、体積を比較する必要があったため、苦戦したはずです。3の方程式では、資料の活用と方程式の融合問題になりましたが難易度はやや易しめでした。

第3問

速さに関する問題からの出題でした。1(1)では、グラフから読み取れる情報を利用して、どのように答えを導き出せるか記述で書かせる問題が新出となりましたが、それ以外は穴埋め形式のため、難易度は簡単に。しかし、頻繁に速さが変化したり、グラフによって変数(x、y)が表すものが変わったりするため、情報理解に苦しんだはずです。正しくグラフの読み取りができるかが重要でした。

第4問

平面図形からの出題でした。証明はオーソドックスな直角三角形の合同問題。しかし、ひし形の性質が分かっていないとできない問題でもありました。また、各問題で相似や三平方の定理など、図形に関わる様々な知識を利用しなければ解けない問題でもありました。3(2)面積比の問題では、直接計算して面積が出せるものなので、比較的易しめではありましたが、時間が足りず、解くことさえしなかった生徒がほとんどであったでしょう。

平成29年度受験生への学習アドバイス

 
来年度も、出題の質・量ともに大きな変化がないものと考えられますが、どの分野でも計算ミスは大きな失点につながるため、正確な計算力を今のうちから身につけておいてほしいです。また各学年で学習する単元を関連付けた出題が多くなってきているため、全学年の学習内容を復習することが求められます。そのため、受験対策の時間を確保するために、塾で予習、家庭で復習を徹底し、基本・標準レベルの問題で量をこなしましょう。