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【福島県】平成29年度公立高校入試問題の分析と対策<社会>

平成29年度、福島県立高校の入試問題<社会>を紹介します。

出題の傾向と分析、今後の対策をまとめています。

入試対策の参考になれば幸いです。

平成29年度入試問題の構成と特色

 

全体構成は大問6問と変化はありませんでした。地理、歴史、公民からほぼ同量出題されていました。小問数は43題と昨年より増加していました。解答形式の記号選択と語句記述の割合は、昨年がおよそ2:1であったのに対し、今年はほぼ同じ割合でした。
 

論述問題は昨年から1題減少し9題でした。各単元から論述問題が出題され「書く力」が問われる形となりました。

 

大問ごとの特徴

 

【第一問】

世界地理分野の出題でした。地図や表の読み取り・地形・気候・産業について問うものでした。基本的な知識をもとに地図・表・グラフを読み取りながら答える問題でした。論述も指定語句やグラフをヒントに考えれば答えを導けるレベルであり、易しい大問であったと言えます。

【第二問】

日本地理分野の出題で、北海道地方からの出題でした。北海道の地形・気候・産業の特徴・歴史の基礎知識を確実に押さえていれば、正解できる問題でした。
 

また、平成23年度に出題されて以来の地形図の問題が出題されました。論述はグラフの内容を過不足なく読み取らないと模範解答を導くことが難しい問題でした。全体としては標準的なレベルの大問でした。

【第三問】

 

歴史分野の出題でした。年表と3枚のカードを用いての近代分野からの出題でした。歴史の基本的な知識があれば正解できる問題が多くありました。
 

地理や公民の知識も必要とされる問いがありましたが、いずれも基本的な内容でした。論述問題では、資料・グラフ・表の3つを読み取り、説明する問題が出題され思考力が問われました。標準的なレベルの大問であったと言えます。

【第四問】

 

歴史分野の出題でした。5枚のカードで歴史上の法令を取り上げ関連事項を問う出題でした。どの問題も基本的な知識さえ確実に覚えていれば十分に正解できる問題で、易しい大問でした。

【第五問】

 

日本国憲法・国際社会・環境問題からの出題でした。語句の正確な知識を身につけ、頻出の憲法条文に目を通していれば正解できる問題が多くありました。
 

論述問題では、事前に身につけていない知識でも、グラフの特徴的な部分や空欄の前後に着目し思考すれば解ける問題も多いため、諦めずに考えていくことが必要でした。標準的なレベルの大問でした。

【第六問】

 

国の政治の仕組み・経済・国際組織からの出題でした。各単元の内容や語句の正確な理解を問う問題が出題されました。論述問題では累進課税の目的を記述させる問題が出題されました。標準的なレベルの大問でした。

 

平成30年度受験生への学習アドバイス

 

社会はできるだけ早く、重要語句を暗記することが重要です。また、語句の内容を正確に覚えなくてはなりません。地理・歴史は夏休みまでに完璧に習得することが必要です。公民の内容に関しては、定期テストなどを利用して、その都度語句を完全に覚えていく必要があります。
 

毎年、幅広い単元から出題されているので、早めに取り組んでいきましょう。また語句の暗記が終わったら、今度は語句を説明できるように練習していきましょう。一問一答形式の問題を通して、問題文と答えを覚えていくことで、様々な問題に対応する力が養われていきます。
 

記号選択の問題は、語句の内容や誤っている選択肢についてもしっかりと検討するようにしましょう。論述問題では表や資料の内容を読み取り、説明する形式が増加傾向にあります。他には、理由や背景などを問われることが多いです。普段からなぜそうなるのかを考え、思考力、表現力を磨くことを意識しながら一歩踏み込んだ学習をしておくと良いでしょう。